紀元前4世紀~
古代ギリシャ
アリストテレス
すべての存在は「質料(素材)」と「形相(本質的な形式)」の結合によって成り立つと考える
自然界のすべてには目的(テロス)があるとし、物事はその目的を実現する過程として存在するとした
プラトンのイデア論を批判し、現実世界の中に本質を見出そうとする立場をとる
道徳的美徳は極端を避けた「中庸」にあるとする『二コマコス倫理学』に代表される実践的な倫理理論
とくに三段論法などの論理学、生物学、政治学など、知識のあらゆる領域を体系的に整理した
観察と分類を重視するその手法は、近代科学の基盤に大きな影響を与えた
現実世界に本質を見出すという視点が、形而上学に新たな方向性を与えた
倫理と政治を日常の営みと結びつけ、「よく生きること」を中心に据えた
三段論法をはじめとする形式論理学を確立し、哲学・科学両面で論証の基礎となった
物事の本質・あり方を決定する形式。目的論的に「なぜそうなっているか」を説明する鍵
形相を実現する素材。木材が机になるときの「木」に相当する
自然や行動の目的・到達点。すべてのものは目的に向かって変化・成長するとされる
倫理的な徳は、過剰と不足の中間にある「適切な程度」に見出される
論理的推進の基本構造。「すべての人間は死すべきものである。ソクラテスは人間である。ゆえにソクラテスは死すべきものである」など
アリストテレス主義は、プラトンのイデア論に代表される理想主義に対して、現実世界そのものの観察と分析を重視する必要性から誕生した。
彼はソクラテス、プラトンの流れを汲みながらも、自身の自然観・倫理観を体系化し、アテナイのリュケイオンで学問を総合的に教えた。
急激な政治変動や民主制の失敗、自然や生命の観察を通じて、「現実に根差した理性の探求」が哲学の本流となるべきだとした