1世紀~4世紀
ローマ帝国パレスチナおよび地中海沿岸緒地域
使途パウロを中心とする初期キリスト教たち
神の真理は人間の理性ではなく「啓示(神の言葉)」によって知られるとする立場
理性は信仰に仕えるものとして、神の存在や倫理を説明する補助手段とされる
世界を創造し、人間を導く人格的な神(唯一神)が絶対的存在として位置づけられる
人間は現在によって堕落しており、キリストにおる贖罪によってのみ救われるとする
隣人愛と自己犠牲を中心とする倫理観が、神の意志の実践と結びつく
哲学を神学と結びつけ、理性を通して信仰の内容を明らかにする新たな知の体系を築いた
プラトン、アリストテレスなどの思想を取り入れつつ、それを神学の枠組みの中で再構成した
神と人間の関係を「契約」「恩寵」「自由意志」といった哲学的概念で表現する契機になった
中世スコラ学や近代合理主義の出発点となり、ヨーロッパ精神の根底に影響を与えた
神が人間に心理を直接伝える行為。聖書や預言者を通じて実現される
神の存在や教えを、理性ではなく心で受け入れ従う精神的態度
人間が救われるために神から無償で与えられる力。努力ではなく神の意志による
キリストの十字架によって人間の罪が償われるとする信仰
神の無償の愛。キリスト教における最高の倫理的愛のかたち
中世における信仰と理性の調和を目指した神学的・哲学的学派
ヘレニズム文化とユダヤ教信仰が交錯するパレスチナで、イエス・キリストの教えを受けた使徒たちにより始まったキリスト教は、ローマ帝国内で迫害を受けつつも広まり、やがて国家宗教となった。
異教哲学の中で信仰を守り発展させる必要性から、プラトン主義やアリストテレス哲学と対話しつつ独自の神学体系が形成され、信仰と理性の統合を図る哲学的思索が生まれた。