17世紀~
主にイギリス
フランシス・ベーコン(初期)、ジョン・ロック、ジョージ・パークリ、デイヴィッド・ヒューム
人間の知識はすべて感覚的経験に由来するとする立場
人は生まれたときには「白紙(タブラ・ラサ)」であり、そこに経験が書き込まれる
外界の事実に基づく観察や実験を重視し、自然科学の発展にも寄与
個別の経験から一般的な法則を導き出す、帰納法を基本とする
感覚は知識の源であるが、それは必ずしも確実ではないという慎重さも含む
実験・観察に基づく科学的方法を哲学に取り入れ、科学革命を思想面で支援した
人間の知覚や意識の構造を哲学的に探究し、のちの心理学に影響を与えた
確認可能な経験的事実を重視し、主観的観念や形而上学を退ける傾向を強めた
理性中心の合理主義に対し、経験と感覚を重視する姿勢で近代哲学を二分した
視覚・聴覚・触覚など五感によって得られる直接的な知識の源
人間は生まれたときには何も書かれておらず、経験によって知識が形成されるという考え
多くの具体例から一般法則を導く思考方法。科学的手法の基本
ヒュームが用いた概念で、強く鮮明な直接経験。知識の原型となる
印象が心に残って形成される記憶や創造のイメージ。思考の材料となる
中世のスコラ哲学や知識体系に対する反発が強まる中、ルネサンスと宗教改革を経たイギリスでは、「実験と観察」に基づく自然哲学が勃興した。
特に科学革命によって実証的な知識の価値が高まり、経験主義は知識の信頼性を担保する方法として支持を得た。
また、市民社会の成熟とともに、個人の経験に基づく合理的判断が重要視される時代精神があった。