18世紀~
主にヨーロッパ(フランス、ドイツ、イギリス)
ヴォルテール、モンテスキュー、ルソー、ディドロ、カント、ヒューム、アダム・スミスなど多数
人間は理性によって真理に到達しうると信じ、宗教的権威や伝統からの解放を主張
自然科学の方法を人間社会にも応用し、合理的な制度設計を目指す
神や運命ではなく「人間自身」が歴史の主体でありうるという立場
無知は非合理の根源であり、教育によって人間は啓発され自由になると考える
封建的・専制的体制を批判し、個人の自由と社会的進歩を追及
文化や国境を越えた普遍的な「人間の理性と権利」を信じた
法治主義、民主主義、人権思想など、現代の国家観に大きな影響を与えた
宗教的ドグマや絶対王政に対し、個人の判断と経験を重視する方向に導いた
ディドロらによる『百科全書』編纂に象徴される知識の普及と体系化
抽象的な理論よりも、社会を改善するための実践的知が尊重された
カントの「啓蒙とは人間が自ら招いた未成年状態から抜け出すこと」という定義に見られるように、思考の主体としての自己を問い直す哲学が発展した
感情や信仰ではなく、論理的・合理的に物事を判断する能力
人類の知識や社会制度が歴史的に向上していくという思想
外的な束縛から解放され、自立的に生きることのできる状態
個人の権利を守るために人々が合意に基づき国家を形成するという理論
人が生まれながらにして持つ自由・生命・財産などの権利
無知や迷信から人々を解放し、理性の光を当てる文化運動
宗教戦争や絶対王政の抑圧により、理性や自由への希求が高まった時代に、ニュートンの科学的発見やロックの政治思想が知的基盤を提供した。
加えて、市民階級(ブルジョワジー)の台頭により、自由と権利を求める声が強まり、封建的・教会的秩序に対する批判が高揚した。
その中で、人間の理性を信じ、知識と教育によって社会を改善しようとする運動が「啓蒙主義」として結実した。