19世紀~
ドイツ
カント、フィヒテ、シェリング、ヘーゲル(ドイツ観念論)
世界の本質は物質ではなく、精神・観念・理性といった非物質的な存在にあるとする
世界は我々の認識(観念)を通して構築されると考える(例:「存在するとは近くすること」)
理性や思考によって世界の本質を理解できるという信念
自我や主体性の発展を哲学の根幹に据える(特にドイツ観念論)
ヘーゲルは「絶対精神」が歴史の中で自己を展開していくとした
外的現象や科学主義では捉えきれない「内面」や「意味」への哲学的アプローチを提供した
カント以降、 主観と客観の関係を精密に問う認識論の発展に貢献
ヘーゲルにより、倫理・国家・歴史における「自由」の体系が理論化された
精神的価値の重視は、ロマン主義文学や宗教哲学にも大きな影響を与えた
意識内にある概念やイメージ。対象の本質とされる
ヘーゲルにおける世界の根本的な原理であり、自己を自己として認識し、歴史を通して展開される
知識とは何か、どう得られるかを問う哲学の一分野
認識する主体の立場。観念主義では物事の意味はこの主観に依存する
物事の根本的な形や本質的な姿。プラトンにおいては「イデア」に対応
感覚と理性の仲介をし、観念を創り出す能力。カント哲学における重要概念
古代ギリシアでは、プラトンが現象世界の背後に理想的な「イデア」の存在を説いたことで、観念主義の原型が誕生した。
その後、近代に入り、経験主義と合理主義の対立の中で、カントが人間の認識能力を問う「批判哲学」によって新たな観念主義を構築
これがフィヒテフィヒテ、シェリング、ヘーゲルらに受け継がれ、特にドイツではフランス革命後の理想主義的な社会債権の機運と相まって「ドイツ観念論」として体系化された。
精神や理性こそが世界を動かすという思想が、科学の進展や物質主義に対する哲学的アンチテーゼとなった。