19世紀~
イギリス
ジェレミ・ベンサム、ジョン・スチュアート・ミル
善悪の基準は「快(幸福)」と「苦(不幸)」にあるとする。ベンサムは「量的快楽」を重視した
個人の幸福よりも、社会全体にとっての幸福の総量を最大化することを善とする
行為単位で判断する立場(ベンサム)と、規則全体で評価する立場(ミル)に分かれる
快楽は質的な違いがあるとし、精神的な快楽をより高く評価
意図ではなく、行為の「結果」が重要であるとする道徳理論
感情や宗教に依存せず、誰にとっても共通な幸福を指標にした道徳判断の基盤を示した
政治や立法において、最大幸福の原理が現代福祉国家の理念に影響を与えた
道徳を計量可能なものとし、科学的・計算可能な判断基準を構築を試みた
個人の自由と社会全体の幸福をどのように調和させるかという課題を中心に据えた
心地よさ・幸福感。功利主義における善の基本的単位
不快・不幸感。功利主義における悪の基本的単位
社会に属するすべての人の幸福の総量を最大にすることが善であるという原理
その都度の行為の結果で是なくを判断する立場
社会全体にとって望ましいルールに従うことで善を判断する立場
知的・道徳的・精神的な快楽。ミルが肉体的快楽より上位に位置づけた
啓蒙時代の理性重視の流れと、産業革命による社会の大変動の中で、合理的かつ普遍的な倫理の指針が求められていた。
宗教的道徳から脱却し、立法や政治判断における「幸福」という経験可能な基準を導入する試みとして、ベンさんが快楽計算による倫理判断を提唱。
それを発展させたミルは、自由や教育、人格的成長といった質的価値を取り入れ、自由主義的な社会倫理の中核となる思想体系を築いた。